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変態的な職人気質【ミヒャエル・トーネット】

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この人の生涯は曲げ木技術と椅子作り。同じ事をこんなに長く続けられるって本当にすごい事だと思う。ミヒャエル・トーネットはまさに変態的。

 

※あくまで個人が学んだことの備忘録ですのでご了承ください。

ミヒャエル・トーネット

ドイツとオーストリアの家具デザイナー。

曲木技術を発明して、先進的な経営で一世を風靡したトーネット社の創業者で実業家。

活躍したのは19世紀。

曲木技術と椅子作りに没頭

トーネットさん=曲木と椅子!それに尽きるってくらい突き詰めたお方のようで。生涯かけて没頭出来ることに出会えたって素敵なことだと思う。天職を見つけたから没頭したのか、没頭したから天職になったのか。

卵と鶏みたいだけど、今の私の課題でもあるこの問題。。。

▷とんでもない職人気質

この性格こそが、トーネット社を成功に導いたキーでしょう。1819年に工房を持ってから1871年に亡くなるまでずーっと椅子作りの事を考えていたらしい。

▷曲木技術の発明

当時は木を切ったり削ったりするのが家具作りの常識だったところ、トーネットは「曲げる」という方法に注目。試行錯誤を経て技術を完成させて独占特許を獲得!

▷先進的な経営手腕

トーネットさんを支えたのは、優秀な5人の息子達。

椅子を組立式にして、部品を輸送して現地で組み立てるやり方だったり、作業を単純化した工場制手工業だったり、展示会やイベントで告知をする広報だったり、全てにおいてないなら作れの精神。時代の流れやニーズをくむ手腕が優れてなきゃ出来ないこと。

▷家族の嗜好品から庶民の生活品へ

大量生産が出来るようにした事で、家具が安くなり庶民にも手に入れられるものに。

トーネットさんの代表作

たっくさんある中でも有名なのがNo.14。これ以上引いても足しても崩れてしまう、完成されたフォルムらしい。

No.14(214)

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カフェなどできっと誰でもが見かけたことあるはず。私も今まで意識したことなかったけど、本当にたくさんのところで出会ってます。

 

参考:ベントウッドチェア No14 ミヒャエル・トーネットMichael Thonet|アンティーク家具・照明の専門店|デニム アンティーク ファニチャー